任意団体が予約システムのクレジット決済を導入する方法
今シーズンもいよいよ「泣き相撲飛騨高山場所」の受付が始まりました(私は実行委員会の一員として申込受付などを担当しています)。
これまで、イベントの参加費は銀行振込でお支払いいただいておりましたが、今回から、申込時にクレジットカード決済ができるように設定しました!
ただ、主催である「泣き相撲飛騨高山場所実行委員会」は法人格をもたない任意団体のため、泣き相撲(略)名義ではカード会社の審査を受けられませんでした。サークルや同好会など、任意団体がカード決済導入するにはどうしたら良いのか?流れをご紹介します。
【目次】
単純に、銀行振込のみだとめちゃくちゃ大変だからです。
週に何回も記帳に通い、入金確認や督促のメールを送り、それでも入金の無い方には電話連絡…という仕事を複数人で担当していましたが、本業を圧迫されかねない状況でした。
しかも第1回目は200人でしたが、年々増えていき、第4回目の今回は300人の募集。他のスタッフとも相談し、カード決済手数料を払ってでも導入した方が良い、という話になりました。
お客様側にとっても、振込の手間がかからず、手数料も無料で便利だと思います。
イベント主催である「泣き相撲飛騨高山場所実行委員会」は、実行委員会という任意団体で、法人格をもっていません。でも私は、下記の理由からなんとなくクレジット審査通過は簡単だろうと考えていました。
・予約システムのカード決済導入事例を見ると、料理教室やヨガスタジオなど、小規模の個人事業主でも使えている
・泣き相撲(略)の名義で銀行口座は複数もっている
・規約や委員会名簿を整備しており、県の助成金事業にも採択された実績がある
それで、実行委員会でもOKなサービス、できれば手数料の安いところ…なんて思いながら探し始めたのですが、全然見つかりません。世界中で利用されているPayPal(ペイパル)ですら申請が難しいと気付き、ちょっと焦り始めます。
泣き相撲(略)名義で契約している電気・水道・固定電話なんて無いし…。
調べてもわからないので、問い合わせてみることにしました。まずは、以前から利用を検討していた予約システム「RESERVA(レゼルバ)」。
返ってきた答えは
法人格のない実行委員会に対しては、カード決済機能提供ができません。
でした。が、代替案として2つの方法を教えていただきました。
(1)実行委員会の会長(代表者)個人名で申し込み、審査を行う。
(2)実行委員会を運営する法人名で申し込み、審査を行う。
どちらの方法でも、集まった参加費は「泣き相撲(略)名義の銀行口座に振り込み可能」とのことでしたので、(2)案の法人名で審査をお願いしました。本人確認書類として提出を求められたのは、履歴事項全部証明書のPDFデータです。
申請後、特定商取引法に基づく表示の修正指示を受けたりしながら待つこと20日間。5社(Visa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club)全て審査通過の連絡がきました。
初めに考えていたより審査期間が長かったので、RESERVAを利用したい方は早めに申請した方が良さそうです。
そして、20日間も待って審査通過したのに、RESERVAのシステムでは泣き相撲の受付ができないことが判明。急遽別のサービスを探すことに…。なぜ使えなかったのかは次回の記事で書きます。
こちらも、以前から検討していた予約システム「STORES 予約(旧 Coubic)」。
「任意団体なのですが、運営主体となっている法人でカード決済の審査をしてもらうことはできますか?」と問い合わせたところ、すぐにOKの返事をいただけました。
ただし、振込先の口座情報は同じ法人名義でなくてはならない(泣き相撲名義の口座には入金できない)そうです。会社の会計と分けるために、泣き相撲用の新規口座を作り、改めて申請しました。提出したのは、代表取締役の運転免許証のJPGデータ。入力必須項目に「会社法人等番号」がありました。
驚いたのは、情報を登録したらすぐにカード決済が使えるようになったこと。翌日には正式に審査通過の連絡がきました。使えるカード会社は3社(Visa、MasterCard、American Express)のみですが、いったいどういう仕組みになっているのか、不思議です。
諦めかけていたカード決済機能の導入が、こんなにあっさりできるとは…。本当に助かりました。
実際に「2018泣き相撲」はSTORES 予約(旧 Coubic)の予約システムを使って本日申込受付を開始したのですが、応募フォームを公開した途端に申し込みが殺到し、あっという間に100件を超えてしまいました。もうすぐ200件に到達しそうな勢いです。
もし予約システムを導入せずにいたら…と思うと震えます。導入していて本当に良かった。
イベントの規模が大きくなって、参加費の管理に時間を取られているようでしたら、予約システムを導入することを強くおすすめします。人件費払うよりずっと安く済むはずです。
次回は「RESERVA(レゼルバ)」が利用できなかった理由、クレジットカード決済の注意点について書きます。
これまで、イベントの参加費は銀行振込でお支払いいただいておりましたが、今回から、申込時にクレジットカード決済ができるように設定しました!
ただ、主催である「泣き相撲飛騨高山場所実行委員会」は法人格をもたない任意団体のため、泣き相撲(略)名義ではカード会社の審査を受けられませんでした。サークルや同好会など、任意団体がカード決済導入するにはどうしたら良いのか?流れをご紹介します。
【目次】
カード決済を導入しようとした理由
単純に、銀行振込のみだとめちゃくちゃ大変だからです。
週に何回も記帳に通い、入金確認や督促のメールを送り、それでも入金の無い方には電話連絡…という仕事を複数人で担当していましたが、本業を圧迫されかねない状況でした。
しかも第1回目は200人でしたが、年々増えていき、第4回目の今回は300人の募集。他のスタッフとも相談し、カード決済手数料を払ってでも導入した方が良い、という話になりました。
お客様側にとっても、振込の手間がかからず、手数料も無料で便利だと思います。
法人格のない任意団体というハードル
イベント主催である「泣き相撲飛騨高山場所実行委員会」は、実行委員会という任意団体で、法人格をもっていません。でも私は、下記の理由からなんとなくクレジット審査通過は簡単だろうと考えていました。
・予約システムのカード決済導入事例を見ると、料理教室やヨガスタジオなど、小規模の個人事業主でも使えている
・泣き相撲(略)の名義で銀行口座は複数もっている
・規約や委員会名簿を整備しており、県の助成金事業にも採択された実績がある
それで、実行委員会でもOKなサービス、できれば手数料の安いところ…なんて思いながら探し始めたのですが、全然見つかりません。世界中で利用されているPayPal(ペイパル)ですら申請が難しいと気付き、ちょっと焦り始めます。
PayPal 「法人の本人確認書類」
<地方公共団体・社団・財団・その他組織でご利用の方>
●委任状(アカウント登録者ご本人がペイパルアカウントへアクセスできるよう権限の委任を記載したもの) + 以下のいずれかの書類で住所を証明するもの
・政府行政庁
・行政機関の名前で6ヶ月以内に発行された電気代、水道代、固定電話代の領収書、国税・地方税の領収書
●組織の運営規則等および組織の存在を証する書類 + 定款または約款 + 以下いずれかの書類で住所を証明するもの
・政府・行政庁・行政機関の名前で6ヶ月以内に発行された電気代、水道代、固定電話代の領収書、国税・地方税の領収書
・納税証明書、社会保険料の領収書
泣き相撲(略)名義で契約している電気・水道・固定電話なんて無いし…。
予約システム「RESERVA」からの代替案
調べてもわからないので、問い合わせてみることにしました。まずは、以前から利用を検討していた予約システム「RESERVA(レゼルバ)」。
過去記事 2017/01/29
ブログをオリジナルデザインに変更したい!とのご相談があり、打ち合わせに行ってきました。どんな風にしたいか?を詳しく聞いていくと、「ブログからそのまま予約を受け付けられたら楽なのだけど…」との…
返ってきた答えは
法人格のない実行委員会に対しては、カード決済機能提供ができません。
でした。が、代替案として2つの方法を教えていただきました。
(1)実行委員会の会長(代表者)個人名で申し込み、審査を行う。
(2)実行委員会を運営する法人名で申し込み、審査を行う。
どちらの方法でも、集まった参加費は「泣き相撲(略)名義の銀行口座に振り込み可能」とのことでしたので、(2)案の法人名で審査をお願いしました。本人確認書類として提出を求められたのは、履歴事項全部証明書のPDFデータです。
申請後、特定商取引法に基づく表示の修正指示を受けたりしながら待つこと20日間。5社(Visa、MasterCard、JCB、American Express、Diners Club)全て審査通過の連絡がきました。
初めに考えていたより審査期間が長かったので、RESERVAを利用したい方は早めに申請した方が良さそうです。
そして、20日間も待って審査通過したのに、RESERVAのシステムでは泣き相撲の受付ができないことが判明。急遽別のサービスを探すことに…。なぜ使えなかったのかは次回の記事で書きます。
予約システム「STORES 予約(旧 Coubic)」はすぐに審査通過
こちらも、以前から検討していた予約システム「STORES 予約(旧 Coubic)」。
「任意団体なのですが、運営主体となっている法人でカード決済の審査をしてもらうことはできますか?」と問い合わせたところ、すぐにOKの返事をいただけました。
ただし、振込先の口座情報は同じ法人名義でなくてはならない(泣き相撲名義の口座には入金できない)そうです。会社の会計と分けるために、泣き相撲用の新規口座を作り、改めて申請しました。提出したのは、代表取締役の運転免許証のJPGデータ。入力必須項目に「会社法人等番号」がありました。
驚いたのは、情報を登録したらすぐにカード決済が使えるようになったこと。翌日には正式に審査通過の連絡がきました。使えるカード会社は3社(Visa、MasterCard、American Express)のみですが、いったいどういう仕組みになっているのか、不思議です。
諦めかけていたカード決済機能の導入が、こんなにあっさりできるとは…。本当に助かりました。
予約システムを導入していて良かった
実際に「2018泣き相撲」はSTORES 予約(旧 Coubic)の予約システムを使って本日申込受付を開始したのですが、応募フォームを公開した途端に申し込みが殺到し、あっという間に100件を超えてしまいました。もうすぐ200件に到達しそうな勢いです。
もし予約システムを導入せずにいたら…と思うと震えます。導入していて本当に良かった。
イベントの規模が大きくなって、参加費の管理に時間を取られているようでしたら、予約システムを導入することを強くおすすめします。人件費払うよりずっと安く済むはずです。
次回は「RESERVA(レゼルバ)」が利用できなかった理由、クレジットカード決済の注意点について書きます。
続き 2018/02/21
前回、予約システム「RESERVA(レゼルバ)」のクレジットカード決済の利用申請が通ったのに、泣き相撲イベントの申込受付には使えなかった、と報告しました。なぜ使えなかったのか?理由を説明します…
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