映画『リバーズ・エッジ』観賞。90年代が懐かしい

映画『リバーズ・エッジ』を観てきました。原作のマンガが有名作品な分、実写化には不安もあったのですが、なかなかどうして。すごく丁寧に作られた力作の映画でした。
(あ、でも暗い映画が苦手な人はやめた方がいいです)

『リバーズ・エッジ』(R15+指定)
主演:二階堂ふみ、吉沢亮
監督:行定勲 原作:岡崎京子 主題歌:小沢健二
上映時間:118分
http://movie-riversedge.jp/

映画『リバーズ・エッジ』観賞。90年代が懐かしい
左:パンフレット 右:原作マンガ(愛蔵版じゃないやつ)

原作が発刊されたのは1994年。映画の設定も90年代になっていて、固定電話やビデオテープ、黒いゴミ袋など、1990年代の描写が懐かしかったです。

1983年生まれの私にとって、90年代は10代を過ごした時代。原作マンガに出会ったのは確か高校生の時だったと思いますが、自分が感じていた閉塞感がリアルに描かれていて、当時衝撃を受けました。

私の通っていた学校には、校内暴力もいじめも当たり前のようにあったし、援助交際してる友達も、妊娠して中絶する子もいました。中学の同期生には、妊娠して大人に言えないまま堕ろせなくなり結局産んだ子も。

そんな環境だったせいか、作中に漂う

生きているのか死んでるのかわからない。何にも執着できない。誰も愛せない。

という閉塞感、孤独感、無力感、焦燥感がすごく身近に感じられたのです。

ただ、それから20年以上経ち、時代背景が大きく変わり、今『リバーズ・エッジ』を実写化することに意味はあるのだろうか?と思っていました。

でも、映画のパンフレットを読むと、今回の実写化は主演の二階堂ふみさんが原作を読んで衝撃を受け、ぜひ映画にしたい!と監督に掛け合ったそう。今の若い人が読んでも感じるものがある作品なのか、と驚きました。

映画は、二階堂さんはじめ若手俳優さんたちの演技の迫力がすごかったです。全体通して原作に忠実に作られているので、原作が好きな人こそ観る価値ありだと思います。


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タグ :マンガ映画
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